翻刻資料

翻刻とは - 【翻刻資料一覧を表示する】

和装本・軸物・古文書など毛筆による崩し字で書かれた原文を楷書体に置き換え読みやすくすることを翻刻といいます。
これにより誰にでも判読できるようになり、利用者ごとの興味関心、必要性に応じた資料活用が容易になります。

貴重資料の翻刻作業

沖縄県立図書館は東恩納寛惇文庫を中心に掛け軸や古文書を所蔵しており、この貴重資料をより利用しやすい形で提供するため平成15年度より翻刻作業を行っております。

軸物・古文書など、毛筆による「くずし字」で書かれた草書体・行書体の原文を、楷書体に置き換えるには「書」の専門的知識が必須であるため、これらの作業は沖縄県高等学校書道教育研究会の有志の皆様のご協力によって行われております。

翻刻文中の“■”はまだ判読できてない文字を表します。

作業メンバー(敬称略)




2009年8月の作業風景

2009年8月の作業風景




東恩納安弘/我喜屋明正/
比嘉徳次/小橋川学/
宮城恵/比嘉徳史/
野村直美/東徳嶺輔/
宮城眞美/石垣さおり/
久高智明/宮平保彦/
國吉智子/大城玲子/
大城菜々美/城間麻乃/
宮城有希/知念一正/
下地めぐみ/安里志乃/
平識奈保/伊敷三香/
豊平美奈子/城間圭太/
小波津睦/中井間憲彰/
昇高愛/




落款印(らっかんいん)について

落成款識(らくせいかんし)の略語。作品の完成を示すために押す「印」のことです。
書画作品に押す場合は「引首印(関防印)」・「白文印(姓名印)」・「朱文印(雅号印)」の三種類の印を押すのが正式とされています。大きさに規定はなく、作品の大きさによって使い分けますが、最近では「引首印」を省略するなど、こだわらなくなっています。

引首印(いんしゅいん)

作品の右肩に押す印で作品の始まりを示します。関防印(かんぼういん)ともいいます。2~3文字で、成語(座右の銘や好きな熟語)を用います。長方形のものが多く、姓名印・雅号印よりも小さめです。文字が白い「白文」のものが一般的です。

白文印(はくぶんいん)

作品の左の作者名の下に押す姓名印です。正方形または正方形に近い形が多く基本的には雅号印と同じ大きさです。

朱文印(しゅぶんいん)

白文印の下に押す雅号印のことです。彫る文字は雅号ですが、無い場合は名を用います。

押脚印(おうきゃくいん)

作品の右下に押す印です。飾りとして用いられる印で正式な作品にはあまり使われることはありません。引首印と同様好きな成語を用います。

遊印(ゆういん)

余白などに押す印です。自分の名や号ではなく、愛好する詩句・成語などを彫ります。

所蔵印(しょぞういん) 所在印(しょざいいん)

所有者を明示する印です。