山之口貘文庫

山之口貘文庫
山之口貘[1903年(明治36)~1963年(昭和38)、那覇区東町出身、本名山口重三郎]の直筆原稿用紙を所蔵する。
この文庫は遺族の山口泉氏から寄贈された草稿類を収蔵するもので、所蔵点数は主に原稿類7,500枚。内訳は下記の通りである。
a『鮪に鰯』収録作品推敲原稿(6,072枚)
b『鮪に鰯』編纂用詩篇群原稿(218枚)
c既刊詩集未収録の児童詩篇群原稿(25枚)
d既刊詩集未収録の児童詩原稿(337枚)
e既刊詩集未収録の発表原稿(241枚)
f既刊詩集未収録の未発表完成原稿(94枚)
g既刊詩集未収録の未発表未完成原稿
(156枚)
h小説等の散文原稿(314枚)
i種々の自筆目録(9枚)
jその他(34枚)
ここには貘の親友であった国吉灰雨の旧蔵書から発見された原稿(「国吉真哲氏寄贈資料」)や山之口貘記念会(琉球新報社)から寄託された原稿用紙も含まれる。
原稿は山口家に1束1作品の状態で保存されていたものをほぼ原状のままに整理した。方法として、①原稿用紙枚数と原稿群、②作品タイトル、③署名の有無、④原稿用紙の種類・罫線色・原稿用紙の状態、⑤推敲の有無、⑥筆記用具・筆跡・インクの特徴、の手順で整理し、保管する。
原稿用紙総数188枚の「ひそかな対決」から1枚だけの「ねずみ」まで、作品個々の枚数はさまざまだが、これらの原稿群は余すところなく山之口貘の精神世界を伝える。詩集に『思辯の苑』『山之口貘詩集』『定本山之口貘詩集』、遺稿集に『鮪に鰯』。作品は『山之口貘全集』(思潮社)として刊行されている。

 

 

 

【所蔵資料の一部】



『沖縄よどこへ行く』自筆原稿

『沖縄よどこへ行く』自筆原稿






『ダルマ船日記』自筆原稿

『ダルマ船日記』自筆原稿






『鮪に鰯』自筆目録

『鮪に鰯』自筆目録