南島志 (なんとうし)

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概要・解説文

新井白石(あらい・はくせき) 著『南島志(なんとう・し)』全二冊(第一冊) 解説


 「沖縄」という文字が初めて使用された書として有名なこの本は、江戸時代を通して最も信頼できる琉球王国に関する研究書とも言われています。(※その後の研究で、「沖縄」の文字は薩摩藩の文書や地図などに既に使用されていたらしいことが分かっています。しかし一般的に広く使用されるようになったのは確かにこの本の影響によるものです。明治時代以降、琉球王国が「沖縄」県という名称になったのも、源流を辿るとこの本に行き着きます。「琉球」は元々中国側からの呼称、「おきなわ(=おきなは、あこなは)」は沖縄内や日本(大和文化圏)で古くから使用されてきた呼称です。)

 

 白石(1657-1725) は、程順則(てい・じゅんそく=琉球王国を代表する政治家・文人)、玉城朝薫(たまぐすく・ちょうくん=組踊りの大成者として著名)ら、江戸へやってくる琉球使節団の人々から直接聞いた話や、中国から沖縄を訪れた外交使節らの著作(陳侃・ちんかん 『使琉球録(し・りゅうきゅう・ろく)』等) ほか様々な文献・地図を調査して1719年、この本を完成させました。その後の様々な琉球・沖縄に関する本は直接・間接にこの本の内容を受け継いでいきます。

 

 本の内容は地理、歴史、行政の仕組み、文芸、風俗、食生活、経済、特産品などの項目に分かれ、琉球王国を全体的に捉える内容です。完成以来、日本(大和文化圏)中に、写本(筆で書き写した本)が流布(るふ)していきました。


 この本は筆で写した写本ではなく、木版本です。袋とじの紙の折り目にある「甘雨亭叢書(かんうてい・そうしょ)」という刻印から、板倉勝明(いたくら・かつあき 1809-1857) が出版した本だとわかります。年記の記述はありませんが、資料の調査から嘉永六年(1853)出版とされています。
 勝明は安中藩(あんなか・はん=現在の群馬県の辺り)の藩主で、収集した多くの写本の中から特に重要と思われる貴重書、全56冊を1845年~1856年にかけて出版しました。「甘雨亭(かんうてい)」というのは勝明の雅号(がごう=ペンネーム)です。
同じ版本が早稲田大学図書館などに収蔵されています。また琉球大学の仲原善忠文庫には写本があります。

 

 ちなみに、「沖縄」という文字が出てくるのはこの本の最初のほう、「地理」の中です。概説文のあとに沖縄本島を詳しく述べる部分のタイトルとして「沖縄島」と記されています。
 また、本のタイトルの「志(し)」というのは「誌」と同じ意味で、ここでは「歴史の記録」というほどの意味です。こうした歴史書のタイトルとして中国・日本で普通に使用されてきました。

 

(鶴田大)

参考文献・調査ノート

(参考文献)
『南島志』(原田禹雄 訳注 榕樹書林 1996年刊)
『沖縄大百科事典』(沖縄タイムス社 1983年) ※「南島志」の項目。
『琉球・沖縄の名称の変遷』(小玉正任 著  琉球新報社 2007年)
早稲田大学図書館HP
琉球大学附属図書館HP(仲原善忠文庫)  ほか

 

(鶴田大)

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