東韓事略・琉球事略 (とうかんじりゃく りゅうきゅうじりゃく)

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概要・解説文

桂山彩巌(かつらやま・さいがん)著『東韓事略・琉球事略(とうかんじりゃく・りゅうきゅうじりゃく)』解説

 

 彩巌(1679-1749 桂山義樹(よしき)とも名乗った) は江戸時代の儒学者で幕府の図書係をしていたこともある人物です。詩文集を著する一方、広くアジア世界に関心を持ち、朝鮮について記した『東韓事略』や琉球について記した『琉球事略』を著し、代表作として知られています。二つの本ともに著作としてまとめられた年記(ねんき) が見あたらず、成立年代は不明です。(『沖縄大百科事典』の「琉球事略」の項目に1790年に成立、とありますが、彩巌の没年からみて誤記かと見られます。)
 この二つの本は元々別の本ですが、木版本として出版される際に、内容が東アジアに関する歴史書ということで、合本(がっぽん)とされたようです。

 

 『東韓事略』は朝鮮の歴史や歴代の王、著名な人物、文学・著作物、さらに定期的に江戸将軍を訪問した「朝鮮通信使(ちょうせん・つうしんし) についての記録を掲載しています。
 『琉球事略』は琉球の歴史や歴代の王、さらに生活・風俗・言語など詳細な内容にまで触れています。また独立した王国でありながら、中国と日本(≒薩摩) の両方に対して従属的な立場をとっている状態には、小国の立場のつらさがみられる、と記しています。
 二つの書を比較すると朝鮮についてよりも琉球についてのほうがはるかに詳しい内容で、当時の江戸において東アジアの国々がどのように理解されていたかを知る貴重な資料となっています。
 琉球に関する日本(大和文化圏)の最初の本格的な著作は新井白石の『南島志(なんとうし)』(1719年) とされ、その後の同類の著作に多大な影響を与えたとされています。『琉球事略』を著した彩巌自身は、徐葆光(じょ・ほこう=中国から琉球を訪れた使節団の副使)の著した『中山伝信録(ちゅうざん・でんしんろく)』を信頼できる書として本文中で挙げていますが、白石『南島志』に大いに影響を受けたことは事実でしょう。

 

 この本は先ほど述べた通り、筆で書いた写本ではなく、木版本です。袋とじの紙の折り目にある「甘雨亭叢書(かんうてい・そうしょ)」という刻印から、板倉勝明(いたくら・かつあき 1809-1857) が出版した本だとわかります。出版年は資料などから安政三年(1856)と見られています。
 勝明は安中藩(あんなか・はん=現在の群馬県の辺り)の藩主で、収集した多くの写本の中から特に重要と思われる貴重書、全56冊を1845年~1856年にかけて出版しました。「甘雨亭(かんうてい)」というのは勝明の雅号(がごう=ペンネーム)です。
 同じ版本が早稲田大学、内閣文庫などに収蔵されています。
 先ほど述べた新井白石の『南島志』も、それまでは写本として流布(るふ)していたようですが、このとき刊行され、さらに広く読まれるようになりました。

 

(鶴田大)

参考文献・調査ノート

(参考文献)
『沖縄大百科事典』(沖縄タイムス社 1983年刊) ※「琉球事略」の項。
早稲田大学HP(蔵書データベース)
朝日 日本歴史人物事典(WEB版) ほか

 

(鶴田大)

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