琉球談 上 (りゅうきゅうばなし)

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概要・解説文

『琉球談(りゅうきゅう・ばなし)』b 全二冊(第一冊) 解説

 森島中良(もりしま・ちゅうりょう 1754-1810)による琉球王国を紹介する著作で、鎖国時代の日本(大和文化圏)において、広く読まれました。初版は寛政二年(1790)ですが、この二冊本は刊行年がはっきりとしません。本文のあとに出版者「申椒堂(しんしょうどう)主人」(=須原屋市兵衛・すはらや・いちべえ)のあとがきがあり「寛政二年」とあります。さらに末尾ページには京都の出版者「石田治兵衛(いしだ・ちへえ)」刊行とありますが、ここには年記がありません。両者は同一人物でないので、この本は後刷(あとずり)ということになります。

 『琉球談』は、1766年に日本で刊行された徐葆光(じょ・ほこう=中国皇帝の使者として琉球を訪れた人物)の『中山伝信録(ちゅうざんでんしんろく)』に依りながら興味深い箇所を編集・加筆して著述した本です。『中山伝信録』は、琉球滞在に際して琉球社会・文化をつぶさに記述した本で、歴代の中国から琉球を訪れた使者らが記した記録の中でも最も信頼性が高く広く読まれてきた本です。

 一方で、この本以前に、歴代の中国から琉球を訪れた使者の記録(=冊封使録・さっぽうしろく)や、「江戸立(えどだち=琉球国王や将軍の代替わりの際などに江戸を訪ねる琉球人使節)」の人々に直接、琉球王国について聞き取りを行いまとめられた新井白石(あらい・はくせき)の『南島志(なんとう・し)』(1719年刊 →資料ID1002003067)が刊行されています。『南島志』が『琉球談』に大きな影響を及ぼしていることもまた確かなことでしょう。『南島志』は江戸時代の間に刊行される琉球関係の多種多様な本に大きな影響を与えているとされる本です。

 琉球王国の概略から歴史、社会制度、年中行事から言語、庶民の生活まで多岐にわたって図版を多用しながら記しています。「板舞之図(いたまいのず)」など『中山伝信録』でなじみ深い図もそのまま掲載されています。
 
 上巻では『中山伝信録』に記載がある「為朝(ためとも)伝説」を事実として取り上げています。
「為朝伝説」とは保元(ほうげん)の乱(1156年)に破れた源為朝が琉球へ逃れ、大里按司(あじ=豪族)の娘と一子をもうけ、その子が成人して舜天(しゅんてん)王となり、その後の琉球王国が形成されていったという伝説です。1609年に琉球王国に対して支配権を持った薩摩藩主(島津氏)が源氏であったことから、琉球王国の正史(せいし)である『中山世鑑(ちゅうざん・せいかん)』なども、あえてこの伝説をとりあげています。
 
 『琉球談』は『南島志』同様に広く読まれ、日本(大和文化圏)の人々の琉球観を形成していきます。

(鶴田大)

参考文献・調査ノート

(参考文献)
『沖縄大百科事典』(沖縄タイムス社 1988年刊) ※項目「琉球談」「為朝伝説」「中山伝信録」「徐葆光」など
『江戸期琉球物資料集覧』(本邦書籍 1981年刊) ※本文掲載あり。
ほか

(鶴田大)
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