歴代宝案 [写本] 第1集 第35巻 (れきだいほうあん)

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概要・解説文

『歴代宝案(れきだい・ほうあん)』「東恩納本(ひがしおんな・ぼん)」(筆写本=ひっしゃぼん)「第1集の第35巻」解説

 歴代宝案は琉球王国の外交文書の控え(=写し)を集成したものです。海洋王国・琉球の外国との交流を伝えるとても貴重な資料です。
 
 文書は統一王朝を開いた尚巴志(しょう・はし)らが活躍した1400年代から、琉球王国・末期の1860年代まで約450年間にわたります。文書をやりとりした相手国は中国(明(みん)~清(しん))を中心に、現在の朝鮮やインドネシア、タイなどにあったアジア諸王国、さらに1800年代には英・仏も登場します。
 
 文書からは国際間の人物交流や物資交易が詳しくわかります。たとえば中国歴代皇帝と琉球国王が交わしたあいさつや取り決め、染織品(せんしょくひん)や硫黄(いおう)などの交易が具体的に書かれているのです。そこからは諸外国との外交に活躍したり悩んだりする琉球王国の姿が浮かび上がってきます。
 
 歴代宝案の原本は、首里王府と久米村(=中国からの渡来人の村で、外交の中心だった)に一部づつ、合計二部が伝えられてきました。しかし残念ながら明治以降、戦災などで失われました。
 
 しかし幸いにその内容を写した影印本(=写真や当時のコピー技術である青焼き・謄写(とうしゃ)により作成された本)、筆写本が数多く残されています。それぞれ全部が揃っているわけではないのですが、互いに不足部分を補うとほぼ全容が明らかになるのです。それら諸本はほぼ全て、昭和8年に久米村から県立図書館へ移管された本の写しです。この本もそうした本の一つです。
 沖縄県では、これら諸本を活用して歴代宝案の原文(=漢文)を活字化した本と、それを漢字仮名交じり文に訳して注釈を付けた本を刊行しています。今後ますます琉球・アジアの歴史が明らかになるでしょう。
 
 歴代宝案は本来、外交文書を作成する際の過去の文例集という実用的なものでしたが、現在では琉球の外交史を証言する貴重な資料となっています。
 歴代宝案の原本の全貌は不明な点も多いですが、第1集~3集と別集の全4集(合計 約265巻以上)があったとみられています。
 
 現在、県立図書館には、歴史学者・東恩納寛惇(ひがしおんな・かんじゅん)旧蔵の『歴代宝案』「東恩納本」(影印本=えいいんぼん)と『歴代宝案』「東恩納本」(筆写本=ひっしゃぼん)(※どちらも第1集の一部分を写したもの)のほか、「郡司本(ぐんじ・ぼん)」と呼ばれる写本などがあります。これらは歴代宝案の刊行事業や研究に大きな役割を果たしています。

 この「東恩納本」(筆写本)「第1集の第35巻」は琉球国の国王または王子名義で作成された外国(ここでは清朝中国)への「執照(しっしょう=身分証明書)」が24通、収められています。琉球王国の外交使節は、正式の使節であることを証明するこの「執照」を持って外国へ渡航したのです。この一巻には1682~1696年までの文書が年代順に収録されています。いづれの文書も定期的な進貢(しんこう=外交と交易の使者を送ること)等についての実際的な文面となっています。この時期、清朝中国は政治的・文化的な隆盛期を迎えていましたから、内容を詳しく見ていくと、花やかな文物や人物の交流が行われたことを察することができます。

(鶴田大)

参考文献・調査ノート

(参考文献)
『沖縄大百科事典』(沖縄タイムス社 1983年刊)※項目「歴代宝案」など。
『歴代宝案 校訂本』第一冊(沖縄県 1992年刊)~ ※2011年現在、続冊刊行中。
『歴代宝案 訳注本』第一冊(沖縄県 1994年刊)~ ※2011年現在、続冊刊行中。
「歴代宝案研究」創刊号(沖縄県 1990年刊)~ ※2011年現在、続号刊行中。
ほか

(鶴田大)
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