球陽 [写本] 巻19~巻20 (きゅうよう)

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概要・解説文

『球陽(きゅうよう)』写本 第6冊(正巻19~20巻) 解説

 『球陽』は琉球王国の正史(せいし=公的な歴史書)として1743~1745年に当初の部分が作成され、年々書き継がれ、最後の記述は1876年となっています。全体の構成は正巻22巻・附巻(ふかん)4巻とさらに付録的位置付けにある外巻(がいかん)「遺老説伝(いろう・せつでん)」4巻の全30巻となっています。1876年はすでに琉球王国が琉球藩となっていた時期で、やがて1879年には沖縄県となります。

 『球陽』は琉球王国を知る歴史書として現在も広く読まれ、活用されていますが、『球陽』を作成した理由については不明の部分が多いとされています。『球陽』以前にも琉球王国の正史は『中山世鑑(ちゅうざん・せいかん)』、『中山世譜(ちゅうざん・せいふ)』などがすでに成立しているからです。
 『中山世鑑』は最初に編さんされた琉球王国の正史ですが、まだ首里王府の行政体制も整っておらず、参考となる文献も少なかったため、正確でない記述が多いものでした。このため改めて『中山世譜』が改訂版として作成されました。琉球・沖縄を含めた当時の東アジアにおいて公式文書は漢文で書かれることが一般でしたが、最初の『中山世鑑』は漢字仮名交じり文で書かれたため、漢文による『中山世譜』が作成されたといういきさつもありました。『中山世譜』は『球陽』と同じように1876年まで書き継がれています。

 このように『球陽』が作成された理由はあいまいな部分があります。しかし内容的にみると、国政に関わるような大きな出来事に関する記述が多い『中山世譜』に比べ、琉球王国内の各地域の小さな出来事などが丁寧に記述されているという特徴があります。
 国の正史は、国やそこに住む人々の自尊心を支える重要なものです。その意味では『中山世鑑』『中山世譜』『球陽』はどれも重要な役割を果たしてきました。その中で『中山世鑑』『中山世譜』が王国としての対外的な威信を示す正史であり、『球陽』は国王から民衆までの様々な立場の人々が具体的な実感を持って自分たちの自尊心を確認する正史として機能してきたというのが一般的な見方と言えるようです。

 ところで首里王府が管理していたであろう『球陽』原本はすでに失われており、この「県立図書館本」は最も整った筆写本の一つとしてその内容を伝えています。正巻22巻と外巻「遺老説伝」4巻分を全9冊にまとめています。附巻4巻分はこの筆写本には現存していません。
 第1冊の末尾に旧蔵者・東恩納寛惇(ひがしおんな・かんじゅん)の書き入れがあり、この本が琉球王国末期の政治家・文人であり沖縄県になってからも行政職員として活躍した護得久朝常(ごえく・ちょうじょう)による筆写本とわかります。

 この一冊には球陽正巻の第19巻から第20巻までが収録されています。時代的には第二尚氏(だいに・しょう・し)王統の第15代の尚温王(しょう・おん・おう)時代(1795年~)から第17代の尚灝王(しょう・こう・おう)時代(~1834年)までが記されています。

(鶴田大)

参考文献・調査ノート

(参考文献)
『沖縄大百科事典』(沖縄タイムス社 1981年刊)
『球陽』(球陽研究会 編 角川書店1974年刊)
『沖縄近世史の諸相』(田名真之 著 ひるぎ社 1992年刊)
『琉球・沖縄史の世界』(豊見山和之 編 吉川弘文館 2003年刊)
ほか

(鶴田大)
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