琉球詩録 巻1・巻2 (りゅうきゅうしろく)

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概要・解説文

『琉球詩録(りゅうきゅう・しろく)』林世功(りん・せいこう)著  解説

 『琉球詩録』は琉球王国末期の政治家・文人である林世功(1841~1880)の漢詩文集です。世功は官位名から名城里之子親雲上(なしろ・さとぬし・ぺーちん)とも呼ばれます。林世功は1868年、清朝(しんちょう)中国への留学生(≒官生 かんしょう)として北京の国子監(こくしかん=清朝の最高教育機関)で学びます。『琉球詩録』は国子監で官生としての学習過程を修了したとみられる1873年に刊行されたようです。国子監の教官であった孫衣言(そん・いげん)の序文があり、そのあたりのいきさつがわかります。

 この『琉球詩録』は国子監で留学生として過ごしていた頃に作られた詩文を収録したもので、名所・風物を憂いを帯びた調子で詠んでいるようです。清朝中国が1840年に始まるアヘン戦争でイギリスに敗れ、欧米列国の侵略を受けつつある時代で、琉球王国も存亡の危機を迎えつつありましたから、その時代の空気を鋭敏に反映しているのかも知れません。

 中国から帰国後は琉球王国の政治家として活躍しますが、困難な時代に苦しみます。1872年には琉球王国が明治日本により琉球藩とされ、明治日本の一部に組み込まれる過程(=琉球処分と呼ばれます)が始まると、やがて1876年には密命を受けて、援助を求めるべく清朝中国へ渡ります。世㓛は中国で様々な努力をしますが、1879年には琉球処分の最終段階として琉球藩が沖縄県となり、完全に明治日本の一部に組み込まれます。世功らは、こうした明治政府の強引な政策を清朝中国へ訴え、さらに国際問題化させることにより琉球王国の復活を目指し奔走(ほんそう)します。世功らは脱清人(だっしん・じん)と呼ばれ、琉球王国の政治情勢に大きな影響を与えます。さらに世功は清朝皇帝がいる北京へ向かいますが、事態を打開することがほとんど不可能となった時点で、世功は自ら抗議の死を選びます。1879年10月、天津でのことでした。

 こうした林世功の生涯を思うとき、志を抱いていた若き官生時代に詠んだ『琉球詩録』は、憂いを帯びた風物詩集という以上の、独自の陰影を持って私たちに語りかけてくるようです。林世功が辞世の詩として詠んだ二首が蔡大鼎(さい・たいてい)の詩文集『北上雑記』に残されています。

(鶴田大)

参考文献・調査ノート

 (参考文献)
『沖縄大百科事典』(沖縄タイムス社 1981年刊) ※項目「林世功」「脱清人」など参照。
『林世功・ 林世忠集 琉球古典漢詩』(輿石豊伸 訳注 オフィス・コシイシ1997年刊)
 『琉球詩録』の注釈と現代語訳がなされている。
『琉球漢詩の旅』(上里賢一 選・訳 茅原南龍 書 琉球新報社 2001年刊)
 ※P.105に林世功の辞世二首のうち、一首が掲載されている。
ほか

(鶴田大)
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