琉球入学見聞録 巻之2 (りゅうきゅうにゅうがくけんぶんろく)

ヘルプ閉じる

貴重資料ビューワーの操作

操作ボタンの説明

資料のタイプに応じて、表示するボタンの種類が変わります。


ページ切替

資料のページを切り替えます。

先頭のページ/最後のページ、前のページ/次のページ、ページ番号指定
などの基本的なページ切替操作をします。

ページ数表示

ページ切替操作の際に、ビューワー画面の右下に、現在のページ数/総ページ数が表示されます。
一定時間が過ぎると自動的に非表示になります。

ズームボタン 資料画像のズームボタンです。最小サイズ/最大サイズの切替をします。
中央に表示 資料画像をビューワーの中央に再配置します。
スクリーンサイズ切替 資料表示部のサイズを切り替えます。最大サイズの場合、右側の書誌情報エリアが非表示になります。
スケールスライダー マウスドラッグ操作で、資料画像のサイズを無段階調整します。
ページ選択 多数のページを持つ資料に表示されます。一定数ごとにページを切り替えることが出来ます。
翻刻資料を表示 くずし字で書かれた原文を楷書体に置き換えた「翻刻資料」のページを表示します。


マウスの操作について
クリック
  • 資料の前後ページ切替(右クリックは使用しません)
ダブルクリック
  • 単ページ/見開きの表示切替
  • 資料画像サイズの拡大/縮小・段階切替
ドラッグ
  • 資料画像の表示位置移動
  • ダイアログウィンドウの表示位置移動(ダイアログ:このウィンドウなど)
マウスホイール
  • 資料画像サイズの拡大/縮小・段階切替


解説文、その他の詳細情報

解説文などのタブについて
タブの説明
資料によって、解説文の他に詳細な説明を掲載している場合が有ります。表示されるタブの種類は資料ごとに変わります。
資料解説・概要文 貴重資料に関する主な説明・概要文が表示されます。※資料解説の末尾に記載されている氏名は、資料解説の執筆者名です。
詳細解説文 さらに詳しい詳細な説明文、資料に関する情報などが表示されます。
参考文献・調査ノート 資料の解説文作成の際に参考とした資料や、その他の情報が表示されます。


推奨動作環境

  • Internet Explorer 7以上
  • Firefox 3以上
  • Safari 4以上
次のページ
前のページ
0 /
画像を読み込んでいます…

  • 概要・解説文
  • 参考文献・調査ノート

概要・解説文

『琉球入学見聞録(りゅうきゅう・にゅうがく・けんぶんろく』 藩相(はん・そう) 著 全4冊(第2冊) 解説

 『琉球入学見聞録』(以下、「見聞録」)は、国子監(こくしかん)の教官だった藩相(はん・そう)が1764年に著作した本です。国子監は明朝(みんちょう)~清朝(しんちょう)中国の教育機関で、琉球からも多くの留学生(≒官生 かんしょう)が学びました。藩相は琉球からの官生である鄭孝徳(てい・こうとく)、金型(きん・けい)、蔡世昌(さい・せいしょう)、梁允治(りょう・いんじ)との交流から琉球に関心を持ち、琉球社会・文化全般についてまとめたのがこの本です。

 「見聞録」は内容豊かな本ですが、藩相自身は琉球を訪れたことはありません。「見聞録」は様々な文献や留学生からもたらされた情報を元にまとめられたのです。外交使節として実際に琉球を訪れた冊封使節(さっぽう・しせつ=琉球国王の即位に際し、それを認め祝う中国皇帝から派遣された使者たち)による琉球についての見聞録(※「使琉球録(し・りゅうきゅう・ろく)」と呼ばれます)は数多く著作され、刊行されています。しかし琉球を訪問せずに琉球に関心を持って著作したこの「見聞録」は非常にユニークな本と言えます。同じように文献調査と琉球の人々から直接聞いた話を元にまとめたという意味では、1719年に当時の「日本」において新井白石(あらい・はくせき 儒学者=じゅがくしゃ)が著作した『南島志(なんとう・し)』と似通うものです。

 全体の内容は、中国と琉球の間の交流史について外交文書などを掲載しながら記述し、さらに琉球王国史・社会(=王統、政府の官位・組織、慣習、言語など)について記し、国子監の歴史や教育課程・内容などを紹介しながら、琉球からの歴代の官生についても記録しています。最終巻である第4巻では冊封使節、官生が琉球や中国で作った詩文(≒漢詩や文章)や、藩相自身による詩文を数多く掲載しています。

 この本には乾隆(けんりゅう)29年(1764)の序文がありますが、刊行年等の記述がありません。しかし調査により乾隆45年(1780)に中国の矕文書屋(ばんぶん・しょおく)により刊行された本とみられています。この本が原刊本(げんかんぽん=初めて刊行された本)だとするとたいへん貴重な本ということになりますが、図版の欠落したページがあるなど全体に木版の刷(す)りが粗雑であり、後代の刷りである可能性も考えられます。

 この第2冊には第2巻が収録されています。琉球社会について多彩な内容が記述されています。首里王府の官職名と組織、特産物、法律、社会風俗・慣習などが詳しく書かれていますが、特に琉球の言葉については発音を含め、詳しく記載しています。また、琉球についての参考文献や、琉球の人々の著作物(詩文集など)が一覧できるようになっています。

(鶴田大)

参考文献・調査ノート

(参考文献)
『沖縄大百科事典』(沖縄タイムス社 1981年刊) ※項目「琉球入学見聞録」「国子監」など参照。    、
『増補 琉球関係漢籍目録』(高津孝 榮野川敦 編  鹿児島大学 2005年刊)
『清代琉球紀録続輯』(台湾文献叢刊第299種 1972年刊) ※『琉球入学見聞録』を収録。
『中華文化在琉球 琉球歴史文物考察紀要』(台湾 中流叢書 第三種 1989年刊)
 ※沖縄にある中国の文化財を調査した本だが、P.27に図3として、「国子監における藩相と官生(鄭孝徳ら)を描いた」と説明のある木版画が掲載されている。『琉球入学見聞録』の一挿図とみられるが、県立図書館の本には見当たらない。おそらく第1冊の巻頭部分の図版の一つとみられ、県立図書館の本では白紙になっているページとみられる。
ほか

(鶴田大)
しばらくお待ちください