旅行心得之條々 (たびゆきこころえのじょうじょう)

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概要・解説文

『旅行心得條々(たびゆきこころえのじょうじょう)』「東恩納文庫本(ひがしおんな・ぶんこ・ぼん)」 筆写本(ひっしゃぼん) 解説

 これは、琉球王国から外交・交易のために各地へ渡航する役人らが携行した、首里王府発行の文書です。内容は、琉球王国が薩摩藩の影響下にあることを中国に対して隠すための問答集です。
この文書は、薩摩藩を訪問する使者や、先島(さきしま=宮古・八重山など)で実際に勤務する在番(ざいばん)役人が所持し、中国に漂流して取り調べを受けた際に備えました。また、中国へ渡航する外交通商使節らも使用していました。冒頭ページに「評定所(ひょうじょうじょ=首里王府の行政の中心機構)」という記述があり、この本が琉球王国時代に実際に使用されていた本であることがうかがわれます。琉球王国時代に実際の必要性から数多くの筆写本が存在したと考えられますが、現存するのはこの本のみとみられ、貴重な本(≒原写本)です。
 
 17世紀後半、島津氏と首里王府は、薩摩の琉球支配が原因で琉球と中国との進貢関係が断絶することを危惧(きぐ)し、薩摩の影響力を中国に隠す徹底した隠蔽(いんぺい)政策を実施するようになったといわれています。 琉球と薩摩の複雑な関係について、中国側がどの程度知っていたかは定かではありませんが、少なくとも表向きは、その密接なつながりを隠す必要があったためにこのような文書がつくられたのでしょう。

 この『旅行心得條々』の冒頭ページの右上辺には、「帰帆早速返上可被致候(きはん、さっそく、へんじょう・いたさるべく・そうろう≒渡航から帰ってきたら早速、首里王府に返却すること)」という書き入れがあります。当時、旅行の前に手渡され、帰国後は王府に返上することも義務づけられていたことがうかがわれます。また記述内容から、「東恩納文庫本」の『旅行心得之條々』は、1753年(乾隆(けんりゅう)18)本と1759年(乾隆24)本を合冊したとわかります。

(鶴田大)

参考文献・調査ノート

(参考文献)
『沖縄大百科事典』(沖縄タイムス社 1981年刊)
 ※『旅行心得條々』は項目には無い。琉球王国と薩摩藩・中国との関係については項目「薩摩侵攻」「薩琉関係」「冊封体制(さっぽうたいせい)」など参照。
『宝庫からのメッセージ〜琉球・沖縄の貴重資料』(琉球大学附属図書館、沖縄県立図書館、沖縄県立博物館・美術館 編 2010年刊)
 ※『旅行心得條々』「東恩納文庫本」について赤嶺守氏の解説あり。
ほか

(鶴田大)
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