江戸期真謝間切比嘉家古文書 [写本] (えどきまじゃまぎりひがけこもんじょ)

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概要・解説文

『比嘉氏 家譜 紀録(ひがし かふ きろく)』竹久本(たけひさ・ぼん 筆写本 1883年以降) 解説

 この筆写本は久米島・仲里間切(なかざと・まぎり ※間切は現在の市町村のこと)の比嘉家に伝来した文書を写したとみられる本です。1979年~1981年の久米島の総合調査の際に所在が確認された『比嘉氏 家譜 紀録』(写本)とほぼ同内容の写本ですが、調査で確認された写本(=以下、総合調査本)とは異なる記述もある貴重な資料です。今後の調査が期待される本です。
 文書は題名からすると比嘉家の記録のようですが、内容的には4つの部分に分かれていて、第一の部分のみ「比嘉親雲上智久(ひが・ぺーちん・ちきゅう ※親雲上は首里王府の位の一つ)」などの記述がありますが、第2の部分以降は「比嘉」という名称はみられず、それぞれの関係は不明です。

 この本の4つの部分は、家譜(かふ)資料と呼ばれる分野に属する3つの部分と日記の抜き書きから成っています。家譜とは琉球王国時代、首里王府が士族や各地域の役人を管理するために提出を義務づけていた公文書です。それぞれの家の歴代の「系図」部分と代々の当主の事跡を記した「紀録(きろく)」部分で成り立っています。家譜の原本には一般に朱色の「首里之印(しゅりのいん)」という印章が押してあります。総合調査本は原本を転写したものですが、この本もやはり同様と見られます。
 この本の内容は、1つめは「三代 比嘉親雲上智久」に始まる家譜資料、2つめは「小宗 五代 宇江城親雲上周文(しょうそう・ごだい・うえぐすく・ぺーちん・しゅうぶん)」に始まる家譜資料、3つめは「大宗 仲長氏(たいそう・ちゅうちょうし)」と題された家譜資料、4つめは著述者不明の日記の抜き書きで、久米島に関する貴重な記録となっています。

 この本にある、総合調査本と異なる記述についての詳細は未調査ですが、大きく異なる点は確認できます。それは、総合調査本では判読不明の文字の部分を白い四角形(□)で示していますが、この本ではそういう四角形の表示(=判読不明箇所)が見られない点です。例えば、4つめの部分の日記抜き書きの「乾隆(けんりゅう)36年(1771)」の部分に宮古島の大地震の記事があります。総合調査本では「四海□上り(しかい・?・あがり)」とありますが、この本では「四海 波 上がり」と記されています。
 また1つめの部分の「比嘉氏 家譜」部分では、総合調査本では三代~七代が記されていますが、この本には三代~八代(比嘉筑登之周庸 ひが・ちくどぅん・しゅうよう ※筑登之は首里王府の位の一つ)までが記述されています。

 中国との交流の中継地であった久米島には独特の豊かな文化遺産があり、また古文書などの歴史史料が比較的多く現存していることで知られます。この本も今後の調査・研究により、久米島の歴史を照らす新たな貴重資料となるでしょう。

(鶴田大)

参考文献・調査ノート

(参考文献)
『沖縄久米島』(沖縄久米島調査委員会 編  弘文堂 1982年刊)
「久米島の諸家家譜記事の編年」(梅本哲人 『沖縄文化研究 39』に収録。1983年)
 ※『比嘉氏 家譜 紀録』に関する詳しい解説あり。『沖縄文化研究』は法政大学の沖縄文化研究所が刊行するシリーズ本。
『沖縄の家譜 歴史資料調査報告書Ⅵ』(沖縄県文化財調査報告書第90集  沖縄県教育委員会 1989年刊)
 ※「久米島の家譜について」(上江洲均)を収録。
ほか

(鶴田大)
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