墨梅図 (ぼくばいのず)

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概要・解説文

渡貫香雲(わたぬき・こううん)画・自筆『墨梅図(ぼくばいのず)』解説  

 

 墨で描いた梅が、画面の漢詩文の書と一体となったこの作品を旧蔵者の東恩納寛惇(ひがしおんな・かんじゅん)はとりわけ気に入っていました。随筆の中で、自分が所持している絵の中でも香雲の梅の絵は真山の山水画と共に最も好ましいものだ、と述べています。

 漢詩文は香雲自身によるもので、「いよいよ新年となり陽光もまばゆいばかりだ、私も気分一新、硯(すずり)のホコリを払い、梅の花を描いて新春を祝おうではないか。」という内容です。寛惇も新年の床の間にこの掛け軸を掛けて楽しんだのでしょう。

 香雲は茨城出身の漢詩人・画家で、明治~大正期に活躍しました。漢文の教科書作りなどの仕事で知られますが、画家としてはそれほど有名ではありません。有名、無名にこだわらずに自分の鑑賞眼にかなう絵を楽しんだ寛惇の気風もうかがえる作品です。

 
(鶴田大)

参考文献・調査ノート

(参考文献)
『沖縄美術全集4 絵画・書』(1989年)
『東恩納寛惇全集9』(1981年)※p475「383 山田真山の山水」

(調査ノート)
・紙本墨画。画賛あり。軸装・一幅。画賛36文字。「郁々天云々」末尾に朱方印「香雲詩隠」(翻刻ファイル)。「詩隠」は「詩隠者(しいんじゃ)」=詩文を生活の友とする隠者(職を引退した人や、世俗的な成功を望まずに自らの理想に従って生活を送る人のこと。)のこと。墨梅図のほうの朱方印「従吾所好=(わが好むところに従う、の意味)」(翻刻ファイル)は本人が素朴に彫ったとみられる遊印。
・書家の墨梅という印象。墨梅(朱色系)と画賛の墨(青色系)の色は異なる。
・軸は黒檀または紫檀であろうが軸の形が非常に凝った珍しい形をしている。
・おそらく詩の内容も含め、年頭(旧暦の正月)に掛けるのにふさわしい詩画軸。
・画賛(翻刻ファイルより)「郁々天門曙色新拝年先「掃硯池塵布衣難擬椒花頌「例畫梅花壽萬春「戊辰新年香雲詩隠 □(香雲詩隠)」
・渡貫香雲(1870~1950年代頃)の本名は寺田勇、茨城出身。号は香雲の他、寧固軒が知られ、漢詩集に『寧固軒小草』がある。
・旧蔵者・東恩納寛惇は随筆の中で、自分が所持している絵の中でも香雲の梅の絵は、真山の山水と共に最も好ましいものだ、と述べている。(全集9、p475「383 山田真山の山水」参照。)
※真山筆の山水図は『東恩納文庫蔵 軸物 二』(県立図書館 編)に掲載されている。(絵図9)
(鶴田大)
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