梟図 (ふくろうのず)

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概要・解説文

(山田)真山(しんざん)画『梟図(ふくろうのず)』・(高浜)虚子(きょし)自筆俳句 解説  

 

 近代沖縄美術の先駆者、真山(1885-1977)が絵を描き、日本近代の写生俳句の確立者とされる俳人、虚子(1874-1959)が自作の俳句を書いた記念碑的な作品です。

 山田真山は鋭い筆線や写生力で有名ですが、ここでは淡い墨で情感豊かにフクロウを描いています。俳句にある秋の時雨(しぐれ)の銀杏木立(いちょうこだち)の風景によく調和します。ところで虚子の「時雨つつ 留守もる神の いてふ(イチョウ)かな」は神々が出雲に出かけて留守だという神無月(かんなづき 十月の異称)を題材に、留守を守るフクロウの神(髪)がイチョウ型に結(ゆ)われて周囲のイチョウの葉のようだ、と掛詞(かけことば)も巧みに詠んだ1895年の有名な作。このとき真山は十歳。つまりこの作品は後年、虚子の有名な句に合わせ真山が絵を描き、虚子もまた自分の句を画面に書するという趣向(しゅこう)で制作されたものだと考えられます。

 
(鶴田大)

参考文献・調査ノート

(調査ノート)
・紙本墨画、軸装 一幅。画賛あり。梟の絵の左下に朱方印「凍月」(handoku)(「俥印」。
・墨の濃淡を使って簡潔に時雨の山の風情を表現している。淡墨の蔓草状の表現は牧渓(もっけい=中国宋代の画家で、古来日本で最も親しまれている中国人画家。)の水墨表現の影響がうかがえる。
・(山田)真山は近代日本最初の画学校である東京美術学校の沖縄初の卒業生としても知られるが、真山は、漢画(日本人の描いた中国風絵画)系の狩野派の流れを汲む画家が中心となって教師であった東京美術学校にあって、いわゆる狩野派的でない中国水墨画の古典にも広く関心を向けていたことがよく窺える。
・雅号(ペンネーム)は普段の立場(家柄、職業など)を超えて文化的交流、表現活動をするために名乗るものなので、姓(苗字)と繋げて記すのは本来の意味から外れる。このため、姓はカッコ内にのみ記す。
・画賛?(俳句)あり。「時雨つる鳥もる神の「いてふ哉 「虚子」(明治二八年=1895年作。『五百句』などに収録。自らの俳句観を込めて編さんにあたった昭和九年の『新歳時記』などにも掲載されており、虚子自身も会心の作であったとみられる。)
・虚子の筆跡は『文人の筆跡 五』(二玄社刊 新装版 1986年)で確認できる。
・梟が正面をじっとみている姿と、画賛の「神もる(守る)」が呼応している。図像の典拠については不明。要調査。
(鶴田大)
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