太平楽図 (たいへいらくのず)

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概要・解説文

(松村)梅叟(ばいそう)画 『太平楽図(たいへいらくのず)』解説

 

 梅叟 (1884?~1934)は京都生まれの日本画家。円山四条派(まるやましじょうは)に絵を学びました。円山四条派は平明な写生を主とした画風で、現在の「日本画」にも多大な影響を及ぼしています。梅叟は巌谷小波(いわやさざなみ 著名な児童文学者)を通して東恩納寛惇(ひがしおんなかんじゅん 沖縄学のパイオニアの一人。)と交流があったとみられます。

 太平楽(たいへいらく)は舞楽(ぶがく 大和朝廷の公式の芸能)の代表的な演目(えんもく)で、現在でも宮中(きゅうちゅう)の即位の礼などおめでたい儀式で演じられます。平和な世を祝う演目ですから、この絵もお祝いの席などに飾っていたのでしょう。

 
(鶴田大)

詳細解説文

(松村)梅叟(ばいそう)画 『太平楽図(たいへいらくのず)』解説(詳細)

 

 (松村)梅叟(ばいそう 1884?~1934)は京都生まれの日本画家。円山四条派(まるやましじょうは)の今尾景年(いまおけいねん)に絵を学びました。円山四条派は直接・間接に現在の「日本画」と呼ばれるいかにも日本的な絵に多大な影響を及ぼしている流派で、円山応挙(まるやまおうきょ)という江戸時代中期の画家から始まっている流派です。平明な写生を主とした画風が広く受け入れられたのでしょう。

 梅叟(ばいそう)の絵は他にも沖縄学のパイオニアの一人である東恩納寛惇(ひがしおんなかんじゅん)の文庫(現在、県立図書館内の特殊文庫)に伝わっており、寛惇(かんじゅん)とは、大正時代に児童文学者として活躍した巌谷小波(いわやさざなみ)を通しての交流があったとみられます。

 

 太平楽(たいへいらく)というのは舞楽(大和朝廷の公式の芸能)の代表的な演目(えんもく)で、現在でも宮中(きゅうちゅう)の即位の礼などおめでたい儀式で演じられます。平和な世を祝う演目ですから、お祝いの席などに飾っていたのでしょう。二人、または四人の演舞者を描くことが多いのですが、本作では一人のみを画面に余白を残してゆったりと描いています。また、濃い輪郭線を使わないで、人物像をおおまかな色面の集合として描くところ等はいかにも大和絵(やまとえ=円山四条派を含む、日本特有主題・画風の諸派の絵)的といえます。

(鶴田大)

参考文献・調査ノート

(調査ノート)
・紙本彩色。未装(?)。落款は署名「梅叟写」、朱円印「梅叟」。
・タイトルは「松村梅叟筆 太平楽図」が適当か。
・(松村)梅叟(ばいそう 1884?1885?~1934)は京都生まれの日本画家。円山四条(まるやましじょう)派の今尾景年(いまおけいねん)に学び、文展(ぶんてん=現在の日展=にってん)などを中心に活躍。伝統的な画風で知られ主題も伝統的なものが多かった。
・雅号(ペンネーム)は普段の立場(家柄、職業など)を超えて文化的交流、表現活動をするために名乗るものなので、姓(苗字)と繋げて記すのは本来の意味から外れる。このため、姓はカッコ内にのみ記す。
・もう一つの梅叟の作品(通し番号30)のと比較すると、ゆったりした淡墨の技法は似通うが、署名の書風や使用印が異なり、制作年代がかなり隔たる作品と考えられる。(一見したところ、本作のほうが若描き。巌谷小波、東恩納氏との交流時期や落款使用時期、有年記作品との比較が必要。
・太平楽(たいへいらく)は宮中などで即位の礼の際などに演舞される代表的な雅楽の曲目で、平和な世を祝う舞曲。二名、または四名の群舞の姿を描くことが多いが本作品はい一人のみ、画面に余白を残し、ゆったりと描く。
・輪郭線は淡墨で大和絵的(墨書きの輪郭線に色彩を付したあと、輪郭線の書き起こしを行わない。)だが、顔貌表現は中国人的な相貌を示している。(眼、髭など。)
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