大清輿地全図 (だいしんよちぜんず)

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概要・解説文

『大清輿地全図(だいしん・よち・ぜんず)』 解説


 1835年に色刷り木版で刊行されたアジア地図です。図の画面左上・左下の記述によると、「呉門陳松亭(ごもん・ちんしょうてい)の作成した地図を元に、改めて作成し刊行した」という意味のことが書かれています。陳松亭という人物について詳しくは不明ですが、江戸時代に盛んに刊行されたアジア地図の一つです。

 

 昔から、時間と場所の問題は世界のどの文化圏でも大きな問題でした。暦法(れきほう)を定めなければ一年間を計測できませんから年間行事などの予定が立てられません。地図がなければ隣り合う国々との境界を定め、領域を明らかにすることはできません。
 こうした問題に根本的な影響を及ぼしたのはヨーロッパの天文学(コペルニクス、ガリレオら)が提示した「地動説」やそれに基づく「大航海時代」による地動説や地球が球体であることの確認でした。

 

 アジアでは古くから、世界の真ん中には須弥山(しゅみせん)という高い山がそびえている、という仏教的な世界観やら、宇宙は本来「天」と「地」があって自分たちは「地」に住んでいるなどの伝統的世界観がありました。沖縄では海の彼方に異界(いかい)「ニライ・カナイ」があるとする世界観もありました。
 明朝(みんちょう)中国の万暦帝(ばんれきてい)時代にヨーロッパからキリスト教の宣教師として中国を訪れたマテオ・リッチ(1552-1610)はキリスト教や幾何学(きかがく)などと共に地動説や大航海時代の地理調査に基づく世界地図である『坤輿万国全図(こんよ・ばんこく・ぜんず)』をもたらしました。それはこれまでのアジアの伝統的な地理観・世界観の認識に変更を迫るものでした。

 

 この『大清輿地全図(だいしん・よち・ぜんず)』も『坤輿万国全図』の流れを受け継ぐもので、琉球・日本(大和文化圏)・蝦夷地(えぞち=アイヌ民族が住む東北~北海道)・朝鮮などと共に東アジアの政治的・文化的中心である清朝(しんちょう)中国と仏教をもたらした遙かな天竺(てんじく=インド)が描かれ、ベトナム・インドネシアなど東南アジアの国々、さらに西には「東洋」の西のはてであるトルコまで描かれています。
 こうした地図の内容をアジアの人々は驚きと共にみながら、これまでの伝統的な地理観・宇宙観について、ある部分は修正し、ある部分はこれまで通りに考える、など現在も続く作業が延々と繰り広げられてきたのです。

(鶴田大)

参考文献・調査ノート

(参考文献)
『日本国語大辞典』(小学館)
『情報の歴史』(NTT出版)
京都大学 室賀コレクション展WEB版図録  ほか

(鶴田大)

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