牀頭状 (しゅうとうのじょう)

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概要・解説文

鄭嘉訓(てい・かくん) 筆 漢詩文「牀頭状(しゅうとうのじょう)」解説

 

 鄭嘉訓(1767~1832)は琉球王国時代を通して最も有名な書家です。久米村(=中国・福州からの渡来人が作った村)の出身で、とくに漢字の書で独自の書風を確立しました。首里王府の公式文書の書き役である右筆(ゆうひつ=国王などの代理で文書を書く人。右筆が書いた文書でも署名は国王らが自分で書く)として活躍しました。

 

 この漢詩文の内容は「山中に宿りをすると、敷物といえば、石のようなものだ。眠れずに真夜中を過ぎ、ひとり山雨の到来を聞く」というような意味です。書家として有名な人の多くがそうであるように、鄭嘉訓も自分で詩文や歌などを詠むということはあまりなかったようです。この詩文も古い中国の漢詩を書写したものとみられます。東アジア(≒漢字文化圏)では伝統的に「書」は美術の中心でしたから、書家は画家と同じように美術家であり、独自の位置を占めていました。

 

 鄭嘉訓は外交使節としても中国への渡航は3回に及び、1806年の琉球使節の一員として江戸も訪問しました。こうした機会に多くの文人らと交流を重ね、独自の書風を確立していったとされています。特に草書(≒崩し書き)は独特で一見して鄭嘉訓とわかると言われるほどです。
1816年には薩摩藩に招かれ、一年間にわたって書の先生を勤めました。1824年には久米村の総役(そうやく≒村長)を勤め、行政にも活躍しました。

 

 「琉球の書」の特徴を、当時の「日本」とも中国とも異なる表現として言い当てることはむつかしいことですが、漢字については鄭嘉訓の書が「琉球の書」の特徴を体現していると多くの人が認めているようです。

(鶴田 大)

参考文献・調査ノート

(参考文献)
『沖縄美術全集4』(沖縄タイムス社 1989年刊)
『沖縄大百科事典』(沖縄タイムス社 1981年刊)
『未公開作品による 琉球王朝の書画』(観宝堂 1992年刊)
ほか

 

(調査ノート)
鄭嘉訓 書 漢詩文「牀頭状」(しゅうとうのじょう) 翻刻(仮)
    牀頭状是就中石。(しゅうとうのじょう、これ、なかんづく いしなり。)
    井底泉通中古池。(いてい、いづみをとおりて、ふるいけにあたる。)
    宿處不眠過夜半。(しゅくしょ、ふみんにして、やはんをすぎる。)
    独聞山雨到来時。(ひとり、きく、さんう、とうらいの、とき。)
(大意)山中に宿りをすると、敷物といえば、石のようなものだ。眠れずに真夜中を過ぎ、山雨の到来を聞く。
※文字の判読については「沖縄県立図書館 平成23年度 新収蔵資料展」(2012年2月17日~26日)に来館された琉球書研究家の方に誤読部分を御教示頂いた。記して謝意を表したい。

 

(鶴田 大)

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