山之口貘葉書 (やまのくちばくはがき)

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貴重資料ビューワーの操作

操作ボタンの説明

資料のタイプに応じて、表示するボタンの種類が変わります。


ページ切替

資料のページを切り替えます。

先頭のページ/最後のページ、前のページ/次のページ、ページ番号指定
などの基本的なページ切替操作をします。

ページ数表示

ページ切替操作の際に、ビューワー画面の右下に、現在のページ数/総ページ数が表示されます。
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ズームボタン 資料画像のズームボタンです。最小サイズ/最大サイズの切替をします。
中央に表示 資料画像をビューワーの中央に再配置します。
スクリーンサイズ切替 資料表示部のサイズを切り替えます。最大サイズの場合、右側の書誌情報エリアが非表示になります。
スケールスライダー マウスドラッグ操作で、資料画像のサイズを無段階調整します。
ページ選択 多数のページを持つ資料に表示されます。一定数ごとにページを切り替えることが出来ます。
翻刻資料を表示 くずし字で書かれた原文を楷書体に置き換えた「翻刻資料」のページを表示します。


マウスの操作について
クリック
  • 資料の前後ページ切替(右クリックは使用しません)
ダブルクリック
  • 単ページ/見開きの表示切替
  • 資料画像サイズの拡大/縮小・段階切替
ドラッグ
  • 資料画像の表示位置移動
  • ダイアログウィンドウの表示位置移動(ダイアログ:このウィンドウなど)
マウスホイール
  • 資料画像サイズの拡大/縮小・段階切替


解説文、その他の詳細情報

解説文などのタブについて
タブの説明
資料によって、解説文の他に詳細な説明を掲載している場合が有ります。表示されるタブの種類は資料ごとに変わります。
資料解説・概要文 貴重資料に関する主な説明・概要文が表示されます。※資料解説の末尾に記載されている氏名は、資料解説の執筆者名です。
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  • 概要・解説文

概要・解説文

椎名猛宛山之口貘葉書(5円)。万年筆。消印「落合長崎 32・9・1」(1957年9月1日)。オモテ「福岡県福岡市香住ヶ丘町四 椎名猛様」、ウラ「いつぞや失礼いたしました その後御元気/で何よりです この間は大変結構なもの/送っていたゞいてありがたう存じます 鶴の/姿を空想しながら家族三人がゝりで平げ/ました/また御上京のときは是非お立ち寄り下さい/練馬区向山町一二九二/山之口貘〉。現存する数少ない手紙類の一つ。
 椎名猛氏は本名椎窓猛。当時は「椎名猛」のペンネームを用いていました。1929年生。教育者で詩人。『そのひぐらしのめもわーる』(梓書院)等、多くの著作があります。現在(2014年)「九州文学」(第7期)の編集委員を務める傍ら、故郷の八女郡矢部村で「NPО法人世界子ども愛樹祭コンクール・コスモネット」の特別相談役として自然や郷土を愛する子どもたちを育成しています。
 葉書の内容は椎窓氏が東京から福岡へ引き上げる際に貘の行きつけの池袋小山コーヒー店で「座蒲団」を揮毫してもらい、その返礼に福岡の銘菓「鶴子」を贈った後、貘から届いたお礼の葉書です。エッセイ「山之口貘」(『雑文集もぐらの唄』)からその部分を引用しましょう。
 〈止むなく東京を離れることにした私は先生に色紙をお願いした。「座蒲団」を書いて戴いた。書きおわった先生は、「荷物がふえましたね」と微笑された。福岡に着いてお礼に「鶴子」の菓子をおくった。すぐに「鶴の姿を空想しながら家族三人がかりで平げました。また御上京のときは是非お立ち寄り下さい」と返事を寄こされた。昭和38年久方に上京したら先生はすでに亡くなってあった。友を訪ねたら追悼談になった。葉書の話ををすると、「大切にしときな」貘先生の手紙は数少ないというのである。「だって五円というのは大金だったからな。貘さんにとっては!」貧乏に徹し、一つの詩の推敲に三〇〇枚の下書きをされていたことを、彼はさらにつけ加えた。〉
 愛娘の泉さんは家族三人でおいしくいただいた真っ白な「鶴子」の記憶を今でもはっきり覚えているそうです。

(松下 博文)

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